オフィスを移転しました。低コストで機能性とデザイン性を考慮した「ブルックリンスタイル」をめざす。その内装を一挙ご紹介!

マジカルリミックスの赤間です。2017年2月22日に会社を移転しました。

これまでは仙台市青葉区本町二丁目に6年くらいいたのですが、心機一転、本町一丁目へ引っ越しました。

せっかくの移転、いろいろこだわって(かつ、予算も抑えつつ)事務所づくりをしたので、その内容をご紹介します。

内装については、完全素人

仙台市内で何度か事務所の引越をしていますが、大がかりな引越は初めてです。費用がどれくらいの相場なのか、トータルいくらかかるのかもわからない状態で、手探りでいろいろ調べつつ、だいたい2ヶ月で完全移転にいたりました。

せっかくだからオシャレにしたい…!

こんなことは、誰しもが思うことです。

何をもってオシャレなのか、かつ仕事しやすい環境はどんな感じなのかと模索してのスタートです。

賃貸の自宅であれば、なんとなく与えられた空間/間取りの中で、寸法に合う家具を買ったり、工夫して設置したりで構成できるのですが、今回の事務所は78平米ほどの広さ。

何をどうしようか、途方に暮れながらスタートです。

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がらんとした何もない空間です。フロアタイルが敷き詰められ、微妙な緑色のブラインドがいくつもぶら下がる空間。

最終的には、以下のような仕上がりとなりました。

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内装について必死で調べる

今回は、なんとなく「美容室っぽい」「カフェっぽい」雰囲気を漠然と思い浮かべてて、

  • フローリング
  • 木を活かした空間

くらいのキーワードからいろいろ構成していきました。プロに相談すればイロイロ教えてくれるのでしょうが、相談する会社(というか、担当の)相性もありますし、何社も問い合わせなどをしていると、見積もりラッシュで後処理に困るので、ある程度自分たちで構想したのち、施工をプロにお願いする流れとしました。

最終着地点は、「ブルックリンスタイル」

ブルックリンは、アメリカ ニューヨークにある街です。歴史的建造物も多くアーティストやデザイナーたちが好む街だそう。

ブルックリンスタイル素材としては、レンガ・タイル・革製品・金属・味のある木などを使用した、シンプルとヴィンテージの混在で、スタイリッシュに表現するようなニュアンスです。

まさに、おしゃれなカフェや美容室などはこのテイストが多かったりします。

はじめは「ブルックリンスタイル」をめざしていたわけではないですが、方向性はそこだったようです。

素人が作る図面

いちばんはじめに作った図面はこんな感じです。物件案内の図面から起こしましたが、粗いです。

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でも最終の事務所仕上がり状態から、大きくは変わっていなかったので、初期構想がそんなに悪いモノではなかったかと思っています。

家具や机をピタピタとくっつけていましたが。現場で配置してみるとそんなに都合よく行くものでもなく…コンセント位置や、設置する電化製品の電源確保でかなり苦戦することにもなりました。

書庫をぴったり壁にくっつけたら、コンセントを使えなくなることも多いんですよね。

床工事、フロアタイルを外して、フローリング化

今回内装に手を入れるにあたって、各所から意見をいただいたのですが、「原状回復」です。ビルオーナーの会社も、「戻してさえくれれば…」「キズさえつけないでくれれば…」と、至極無難な対応となりますが、原状回復を念頭に置くと、けっこうブレーキがかかってしまいます。

原状回復が怖くて内装工事なんてやってられるか!!

という精神状態をキープしつつ、ブレーキはそこそこで、突っ込んでいじる、という意気込みのもと進めていきます。

まずはフロアカーペットの撤去。オフィスビルによくある二重床にはしないので、撤去&新規敷き込みで進めていただきます。

ちなみに、LANはすべて無線化にしつつ、固定電話もナイセンクラウドというサービスの仕様で、電話自体も、無線化を計画しました(別記事で解説します)。

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今回の床材は、東リのプリントタイルです。塩ビ素材ですが、汚れや清掃性に優れており、なにより安価で施工することができます。

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床工事自体は、1日で完了しました。さすがプロという感じです。東リのタイルは全部で4種類使いました。

こちらの写真は、ミーティング(セミナー)スペースです。粗めの木目を2種類使用しました。ベースとして、明るい色のタイルを使って、所々に濃い色のタイルを貼ってもらう「乱張り」でお願いしました。

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執務スペースは、同じ乱張りですが、違う品番のタイルを使用しました。使うたびに褪せたり、味が出るようなことはないのですが、この雰囲気もキープできるので気に入っています。

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新品・ツルツルなのですが、ヴィンテージっぽい雰囲気も出つつ、掃除もしやすい・かつ安価という大満足のチョイスでした。

ミーティングスペースと執務スペースの境目は、乱張りの不揃いさを活かして曖昧な境目としました。

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というのも、今回の事務所の間取りは、縦に長い・そしてわりときれいな長方形の状態です。縦方向に、区切りをつけず何となくフェードしてつながれば、という意図でこんな感じのデザインにしました。

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合計4種類のタイルを使ったので、入口はさらにカットした乱張りで、マット調のデザインを作ってみました。ホントは、境目もランダムにしたかったのですが、業者さんの計らいで、きっちり長方形になりました。(失敗)

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壁工事!

もともとの壁には手を入れず、パーティション以上、個室以下の空間を手に入れる!

床をやりながら、別な施工業者さんにそのほかすべてをお願いしたのですが、その間構想や妄想は膨らみます。図面も何度もアップデートしつつ、壁の位置・サイズを決定します。

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最終的には、構想図面から大きく外れない感じのサイズ・位置を設置する壁となりました。

壁材は、最もポピュラーで安価な石膏ボードをチョイス。

(壁材に関して、床の施工業者からもいろいろ見積もりご提案もいただいたのですが、スチールパーティションだったり、配色だったり、オフィス色があまりに強いので、分業とさせてもらいました)

ビス穴やスキマをパテで埋めていました。この間、ものすごい粉埃が舞っていました。

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壁の下処理が終わったなら、次は塗料+壁紙で仕上げます。

壁の一部は黒板としたかったため、下地に鉄粉入り塗料+油性の黒板塗料で職人さんに塗っていただきました。鉄粉入りの塗料は何回かに重ね塗りをしないとマグネットがくっつきにくいため、時間をかけて行っていただきました。めっちゃ重くて硬いそうです。

4㎡塗るのに、2.5L必要でした。

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ローラーで下地となる鉄粉入り塗料を塗っていただきます。

 

壁紙はスタンダードなレンガ調&塗装下地の上には、油性の黒板塗料を塗っていただきました。

4㎡塗るのに、2kg必要でした。

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地味な親子ドアは、3Mのダイノックシートで雰囲気激変!

ドアはメタリックな茶色の鉄製。汎用的なオフィスのドアではあるのですが、内装をけっこうしっかりデザインしたので、けっこう浮いています…。ドア交換は予算的にも非現実的ですので、フィルム貼りで対応します!

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3Mのダイノックシートを張っていただきました。世の中の木目っぽいドアは、おおよそこんな感じでシートを貼っているそうです。その話を聞いてから、外ではちょっと気にしてみるようになりました。

3M | 建築関連製品 | 3M™ ダイノック™ フィルム

アスクルで購入したA看板に、チョークで書いてウェルカムボード化。社内のデザイナーの伊藤さんの力作です。

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入口サインも作っていただきました。最初は、ロゴの形状をアルミ削り出しで、間接照明で照らす、という構想でしたが、予算的にかなりムリが出てしまい、構想をリセット。

アクリルボード+インクジェットのカッティングシート貼り付けとなりました。仕上がり自体は、これでも相当満足しています。当初予算の1/3以下で施工していただきました。

「ご用の方はベルを押してください」的なボードは黒板素材で加工作成・呼び鈴も黒板塗料で塗って統一感を出しています。

さらに、それを置く棚板が、オーダーだととても高かったため、無印良品の棚板を購入・取り付けしました。というか、無印もこの類は高いので、別なものでもよかったかな…という印象。(後悔)

壁に付けられる家具 | 無印良品ネットストア

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内装の95%は、イケア

今回、書庫やキャビネットの類はすべてイケアで調達しました。一番の理由はズバリ「価格」です。同じブランドで揃えれば、おのずと統一感が出ますし、何より1品1品が安い…。

重くてデカい・送料もそれなりにかかるイケア。組立が大変ですが、完成すればそれだけの愛着が生まれます。

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価格もデザインも大満足のテーブル

探しに探したテーブル。

イケアのオフィス展示コーナーに行ってもしっくり来るものがないし、無印良品をはじめ、身の回りの思いつくショップに行ってもなかなか納得するもがありませんでした。

理想とするものは「長くてシンプルなテーブル」です。ダイニング用のものは多々あるのですが、ちょっと大げさな感じがして、いまいちしっくりこないのです。

かといってオフィス用だと、あまりに、汎用感が出てしまう…。

何度かイケアに足を運んで見つけたのが、キッチンカウンターの天板をテーブルとして、足をつける、というものでした。186cmの天板を2枚購入し、それぞれに脚を4つつけて、縦に設置して使用しました。

KARLBY ワークトップ – 186x65x3.8 cm – IKEA

テーブルは特にこだわりたいと思って、ある程度の出費は覚悟していましたが、この組み合わせでものすごく満足感が生まれ、とても安く済みました。ちなみに、イスもイケア。

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完成した内装

ミーティング/セミナースペースの3面壁は、レンガ調の壁紙をチョイスしました。小物を置きつつ、棚板は無印良品のものをいくつか使用しています。

無印に足を運んだ勢いで、一気に買ったのですが、単価がかなり高いため思いがけない出費です…(後悔)

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壁その1の黒板です。ミーティングのためのメモというよりは、完全に飾りです。Jimdo Cafe 仙台もここで行いますので、Jimdoにちなんだキーワードをちりばめています。

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逆側には、イタリアンレストランなどによくある「地図+食材」。宮城県バージョン。(伊藤さん画)

その右には、イケアの黒板を2つ設置しています。こちらに記入しているソフトドリンク・アルコールメニューは実際にお出しすることができます。ぜひご利用ください。

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前の事務所で使っていた「Jimdo Cafe 仙台」の看板は、そのまま流用しました。

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内装のポイントは天井にも!

ダクトレールを使って、雰囲気アップと電気代節約を狙う。

最終の図面はこちらです。

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内装計画中盤に案が出たダクトレール。内装は基本として「床」「壁」「天井」と手をかけられますが、ついに天井にも手を入れます。

天井に施工する際、普段見えない障壁が数多く存在します。

  • 蛍光灯
  • ビスを打てる基礎
  • 点検口と、取り付けるアイテムとの干渉

が主なものです。「ココにこれをつけたい!」とうい要望も、蛍光灯がジャマになったりと構造上の問題にもぶつかることもあります。

天井をぶち抜く、いわゆる「スケルトン」は何でもアリになりますが、さらに踏み込んだ原状回復に対しての覚悟が必要ですし、簡単にそのチョイスはできません。

で、ダクトレールは、飲食店や美容室でもよく使われる1m〜3mくらいの、レール状の照明機材です。

天井に打ち付けて、照明器具をカチッと取り付けます。たまに、コンセントのパーツとかも見かけますね。

どうせ工事をするなら、一気にやった方が安価とのことだったので、電気工事もきっちりお願いしました。

ダクトレール本体は施工業者に準備してもらいましたが、照明一式は自前で準備しました。

購入したもの、調光対応なうえ2年の保証があります。

プロの意見としては、オーデリックや東芝など、定番メーカーをオススメなのだそうです。でも今回の照明設置では、提示額より8割以上費用が下がりました。

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消費電力が少ないLED照明です。蛍光灯を使うより、はるかに安いよ、とのこと。しばらく様子見つつ検証したいと思います。

ダクトレールやスイッチの許容ワットはまだまだ余裕なので、暗ければ照明を足す、と言う選択肢もあります。

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プレゼンできる環境を構築

所有しているプロジェクターを、天井に吊ってもらいました。使用した金具はこちらです。ほぼすべてのプロジェクターを天井に吊れるようです。(説明書がちょっとわかりにくいけど、品質はピカイチ)

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プレゼン演習のようす

環境的には、テーブル席で12名座れます。その後ろにベンチがあり、予備イスも含めると24名くらいのキャパがあります。

スクリーンは16:10で、100インチです。

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前オフィスで使っていた各種アイテムを、うまく現オフィスに活かします。

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区切りはほどほど、でもある程度隔離する執務スペース

執務スペースは、イケアの大きな棚で区切っています。(さらに天井からセパレーターとなるロールスクリーンを設置予定)

わりとよい目隠しとなるため、これ1つでも区切り効果は高そうです。

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基本壁面集中、でもミーティング時はくるっと向きを変えて全体テーブルへ

スペースや構想の関係上、執務スペースはみんな壁面を向いています。が、コミュニケーションが必要な際には、イスから立つことなくくるっと回転すれば、みんなが顔を合わせられる即席ミーティングスペースとなります。

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まとめ

素人が内装に手を入れる場合、やはり「知識不足」が露呈します。理想の内装を作るにはやはりプロの意見や、参考になる現場をリサーチがよさそうです。

オススメ書籍

10日でSEO&アクセスアップ Jimdoデザインブック

かっこいいだけではなく、人が集まるホームページを作る!

「Jimdo」(ジンドゥー)でのホームページの作成方法と運用方法を解説した書籍。解説記事を順番に読み進めて行くことで、Jimdoを使ったホームページの作成・運用・宣伝・集客の基本を、10日間で習得するのが本書のコンセプトです。12章構成の解説の中で、Jimdoの基本操作とホームページの作成、デザインとコンテンツ(内容)のレベルアップ、そしてSEOやリスティング広告を含む宣伝・集客の基本を解説しています。

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    株式会社マジカルリミックス 代表取締役CEO/JimdoExpert 宮城県出身。コンピューター系の専門学校を卒業後、仙台のデザイン会社に入社。 Webサイトのデザイン・コーディングをはじめとし、各種デジタルメディアのデザインに従事。2002年退職後すぐにマジカルリミックスを創業。2007年に法人化で株式会社マジカルリミックスを設立。Webサイト運用に関するコンサルティング、社内向けITトレーニング、セミナー出演、執筆など。2005年から仙台の専門学校で、非常勤講師としてWeb制作講義を担当。 主な著書に『10日で作るかっこいいホームページ Jimdo(ジンドゥー)デザインブック』(エムディエヌコーポレーション)『HTML5+CSS3の新しい教科書 基礎から覚える、深く理解できる。』(共著、同)『基礎から覚える、深く理解できる。Webデザインの新しい教科書』(同)。