
仙台では初開催、DTP系のイベント『DTP Booster』に参加しました。
『InDesignから書き出すEPUBをコントロールする』

森裕司さん
電子書籍として汎用的なフォーマットはEPUB形式。電子書籍はリフロー型とアプリケーション型にわけられる。今回InDesignから書き出すモノとして、リフロー型を解説。
今現在、EPUBを作成する(Macの)アプリケーションとしては
- InDesign
- Sigil
- Pages
あたりが主流だそうです。対応アプリが少なく、まだまだこれからですね。
InDesignで書き出したEPUBファイルのXHTMLとCSSのソースコードはかなりきたないので、品質を確保するには書き出したEPUBファイルを編集する必要があります。
ちなみに、PagesでEPUB書き出ししたソースコードもきたなかったです。
XHTML。改行はいいとして、いちいちclassとかIDが付きます。
そもそも、epubって?
リフロー型の電子書籍のフォーマット。テキストが主体です。
EPUBの拡張子は『.epub』。これを『.zip』に打ち換えることによって、個別ファイルとして展開が可能です。
中身は、
- XTHML
- CSS
- 画像
- 変なファイル
基本ファイルはXHTMLとCSSで構成されているということもあり、じゃぁDreamweaverで作ればいいじゃん的に考えがちですが、XHTMLとCSSを取り巻く『変なファイル』たちが重要とのこと。
拡張子が.ncx など、馴染みのない感じですが、EPUBの総合的なファイルセットとしては必要不可欠。
このようなシステマチックなファイルはDreamweaverで作成が超面倒なので、ソフト側にまかせるのが良いかと。
作業を効率化し、直しに強いデータを作るIllustratorのデータ制作の新しい流れ

鷹野雅弘さん
『ライブ』で直しに強いデータとする!
多くの作業としてIllustrator8など、古いバージョンの流儀に合わせて作ると、このご時世ムダがたっぷり。
一瞬でできる作業が、過去のやり方でこなすと数十分かかるというのはやっぱりロスなんですよね。
テキストへの袋文字装飾・グラデーションなど
アピアランスパネルを使うと、線と塗りの重なり順を変更したり、さらに線を追加したりできます。
いままでテキストオブジェクトをコピーして何重にもしていたものが、1つだけで実現可能です。
ライブ三兄弟をちゃんと使って効率の良いデータを作る
- ライブトレース
手書きの線画をベクトル化。過去の『Streamline』的な機能。 - ライブカラー
簡単にカラーバリエーションを作れる。(それでも最後に微調整は必要そう) - ライブペイント
パスファインダーのカラー版。超使える。
今どきの使い方を把握しないとダメですね。
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