Macの定番FTPクライアント「Transmit」。非常にパワフルで人気のアプリケーションです。Transmitの「お気に入り」データのほかのマシンへの同期は、App Storeで購入したものであればiCloudによる同期が可能でした。このたびのリリース(バージョン4.3)では、Droboxによる同期が可能になりました!
設定方法
[Transmit]メニューから[環境設定…]を開きます。続いて、「一般」タブの下部、お気に入りの設定の同期部分で「Dropbox 経由で同期」を選択します。

次に、Dropboxと連携する設定を行います。「Authorize…」をクリックするとDropboxのWebサイトに移動します。Dropbox側でも、ログインします。

接続リクエストが出るので、「許可」をクリック。

すると、Transmitに戻るので任意のマスターパスワードを入力します。

これで一通りの設定が完了です。Dropboxのフォルダの中に、「アプリ/Transmit/Favorites.sqlite」が作成されます。あとは、別なマシンでの同期設定も行えばOKです。
ここまでマニュアル通りにやりましたが、どうもうまくいきません。
Dropbox同期、実際はまともに動かない?
Dropboxによる親和性の高い同期を期待していたのですが、私の環境ではどうもうまくいきません。
- 設定は完了していて、Favorites.sqliteファイルは、都度更新されている
- 一部のフォルダやお気に入りなど、断片的に同期される
- 完全に同期はされない
- 2台のTransmitを初期化(初期設定全消し、シリアル再入力など)でもダメ
- お気に入りのエクスポート→インポートで2台とも同じ環境を作ったあとに、片方を変化させてももう片方に変化はナシ
- たまに同じフォルダができる(二重になっているだけで意味なし)
何度か試してみましたが改善されません。ちょっと様子を見つつ、1台のマシンのみDropboxでお気に入りの管理をすることにしました。
念のため、お気に入りのエクスポートでバックアップを取っておくことをオススメします。
結論
Transmitのお気に入りデータは、Dropbox経由ではなく、Mac App Store版を購入して「iCloud同期」を使用すると一発オッケーです。こちらの方がオススメ。
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