2013年7月6日(土)、ベルサール九段で開催された「CSS Nite LP, Disk 28」仕事とお金の話に参加してきました。雑感など。

CSS Niteは普段は技術的な部分のフォーカスする内容がほとんどなのですが、今回はちょっと毛色が変わり「お金」のこと。会社の運営や、現金確保の考え方など、人の意見を聞いてみたいと言うことで参加してきました。

全体の雑感
出演者は、みさなんそれぞれ第一線で活躍されている方ですが、会社の規模や事業の得意とする分野によって、会社の作り方も人それぞれだなーといった感じ。そんな規模感の違いもあってか、もともそ想像していた内容とはちょっと印象が違うものでした。

もっとお金とか数字とか「会社を作る」だとか「会社を継続させる」ための経営に関する内容がでるのかなと思っていたのですが、どっちかというとコミュニケーションとか人が大事だよ、というお話。
経営に関する内容は、たぶん経営塾的なことの方がズバリな内容で勉強できるのでしょうけど、やっぱり同じ業界の人が、どんな財務テクを使っているのか、といったところが気になります。
Web業界というのは、業務そのものもそうですが、財務会計でも一般的な会社と比べると経費のかけ方や使いどころが違うというのもあります。業界に特化した内容で、お金の使いどころや節税方法などが気になるところ。
今回一番参考になったのは高畑さん
5つのセッション(ワークショップ)でも個人的にグッときたのが、KDDIウェブコミュニケーションズの高畑さんのお話。

JimdoやTwilioなどのプロダクトを海外から輸入し、日本で広げているなどアクティブな活動をされてきて、先日副社長に就任しました。
高畑さんのポジションは発注側ですが、その視点から見た「予算」について。
Web制作における予算は、小規模の案件であれば、必要に応じてつど見積もりとか費用対効果とかを見ながら、都度捻出したりというのもありますが、ある程度の規模の会社であれば年間の計画や、事前に決定していることがあります。KDDIウェブコミュニケーションズさんは後者ですね。
しかしながら予算はあくまで予定であり、会社の状況によって変動する、ということ。そして会社のそんな波をうまく読めれば、アプローチのタイミングが見える、と言うことです。あとは決裁権のある人と交流するのも大事ですね。
高畑さんの印象的な言葉。今回、あんまり人とかコミュニケーション話はいいや、と感じていたのですが、グッときたのでメモリストアップ。
- その会社の社員になったつもりで話をする
- アプローチは当社都合ではなく、その会社の立場になって考える
- その会社のサービスを利用する、利用しないでその会社のことをわかるわけがない
(業種にもよりますが) - その役職に合った提案をする(役員には会社そのもののこと、担当者には担当してること)
まず、基本だとは思うのですが、あらためてハッとしました。担当者を口説くときには必ず心にとどめておきたいことでした。
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