2014年8月30日、山形市で4年ぶりのCSS Niteが開催されました。今回のテーマ「Webコンテンツ作成術」
山形は、仙台からは車で1時間くらいと隣県で行きやすく、応援がてら赴きました!気になった点を中心にレビュー。

今回のテーマは「Webコンテンツ作成術」
文章、写真、動画、EC、ツールと、昨今のWeb制作現場で求められる内容でした。Web制作の現場では、専門的な得意ジャンルのほかに、幅広い知識が求められます。全部が全部できなくても、共通の話題、提案する際のとっかかりとしても、「知識」を獲得しておくのはとても大事なことです。
ということで、気になったレビュー。
文章を書く前に「必ずやる」こと、
文章を書く時に「やらないと決めている」こと
ファーストセッションは、マンクリエイトの長岡さんによる、文章の話題。正直、これが一番楽しみで今回のCSS Niteに参加しました。「起承転結を採用しない」など、とても興味深いネタが満載だったのですが、今回のスライドは配色で目がチカチカ&文字が小さすぎて、全然内容に集中できないという悲しい状態に。一番後ろで見ていましたが、たぶん会場のほとんどの人が「見づらい」ストレスだったのではないかと思います。
いくら内容が良くても、このあたりしっかりしていないと元も子もない、という感じで。
鷹野さんが以前言っていた「フォントが適切だと、その存在感が消える」が、まさに当てはまるなーと思ったのですが、スライドやふるまいが邪魔して、せっかくよい内容なのに、発揮できていないと感じました。最低限のクオリティが保たれていれば、内容にのめり込めたはずです。
(開催までの4年は、熟成の4年ではなく、ブランクの4年なので、発表者は初心に戻ってちゃんと練習したほうがいいと思ったのでした。お金いただいていますし)
協賛PRタイム
Webサイト保守業務支援サービス「トコトン」
広島の制作会社より、PRタイムのサービス紹介。保守の支援サービス「トコトン」は、Web制作の保守を行う際のロスや悩みに着目したサービス。
保守で起こりうる作業を「ポイント」として換算して、見積に含めにくい項目を吸収するというもの。
着眼点、とてもいいです!
日々の面倒な細かすぎる相談を、うまく利益に繋げられる、そんなアイデア。
がしかし、「ポイントを事前に買ってもらう」というプリペイド式が、かなり敷居が高そうで、クライアントとの従来の(お金における)関係性を一度見直し、別な契約方法での展開・提案が必要なので、そうそう簡単にはいかなそうです。
クライアント間とのオーダー管理にも使えるそうですが、チャットワークとか先に利用していると、共存は難しそう。フリーミアムモデルであり、お試しは無料なので、一度使ってみようかと思います。
テレビ映像とWeb動画の違いと可能性
トークセッション式で、3名によるかけあいでした。
Web制作のネタにおいて、難しくも手が届きうるのが動画です。このセッションでは、テレビクルーう・編集の伊藤さんを中心に展開していました。
iPhoneをはじめ、デジタルカメラも動画機能が成熟してきて、簡単な機材でもとても室の高い映像が撮れるようになりました。
しかしながら、そこにはプロのノウハウがありまして、動画は「動かしてこそ」とのこと。動かないのは静止画(写真)と同じだし、そっちでいい。
ただ、動かすのはカメラではなく、相手。おおー、なるほど!!
雑感まとめ
「Webコンテンツ作成」という広いテーマにおいて、参加者個々が求める情報は同一ではないと思います。だからこそ、自分の興味ではないセッションにおいて、可能な限りのブラッシュアップや、練習は必須だと思います。
私も過去参加や登壇の経験があり、振り返ると「もうちょいがんばらないとまずいよな」と常々反省したりもします。
年1回企画されるそうなので、次もまた参加したいです。
- 鷹野さんのスライドの視点誘導が、キレキレ
- フォントが馴染むと存在感が消える=スライドがしっかりしていれば、内容にのめり込める

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