10月にイタリアに行ってきまして、そこで現地のiPhone 6s Plusを購入しました。日本以外では、iPhone端末が基本SIMフリーであり、キャリアを自由に選んで使用することができます。しかし、日本のアップルストアでもSIMフリー端末の取り扱いがあります。
ではなぜ海外版をわざわざ買うのか、そのあたりをご紹介します。
日本版SIMフリーiPhoneと海外版SIMフリーiPhoneの違い
日本国内で、Appleで直販されているSIMフリーiPhoneと、海外版SIMフリーiPhoneの違いは、ずばり「シャッター音」が鳴るかならないかです。端末のスペックやOSなどはとうぜん世界各国共通です。SIMフリー端末が登場したのが、iPhone 5s以降で、高額ながら簡単にSIMフリー端末が手に入るようになりました。
国内で入手できるのに、わざわざこのシャッター音だけのために、海外版を手に入れるというわけです。
購入したiPhone 6s Plus
iPhone 6の国内盤を買ったときは、真っ白パッケージでしたが、今回購入したiPhone 6s Plusは青い金魚が書いてありました。日本版と同じ?

付属品
付属品はイヤフォン、Lightningケーブル、電源アダプタ、Appleシールと国内盤と同じ構成です。が、(当然ですが)電源アダプタはヨーロッパのコンセント仕様となっています。USBタイプですので、現地ではiPhoneだけではなくモバイルルーターや、モバイルバッテリーの充電にも役立ちそうです。

iPhone 6s Plusの背面
背面はこんな感じのプリントです。国内盤と比較したことがないので違いはわからないです…。

初期セットアップ
セットアップは、いつも通り言語を選択するところからはじまります。日本語を指定し、案内に従って進めるとすぐに完了します。


もちろん、キーボードも日本語対応です。iPhoneは世界各国共通で使える端末・OSですね。

SIMカードを差す
起動のためのセットアップが完了すると、SIMカードを要求されます。これは国内のSIMでも海外のSIMでもOKです。

ということで、イタリアの通信キャリアである「TIM」で購入したSIMで使えるようにしました。
SIMはTermini(テルミニ)駅にあるショップで購入。プリペイド式で、1週間使えるやつです。

技適マークの確認
端末内の情報を確認して、技適マークを見てみます。iPhone 6s Plusの裏側には書いていませんでしたので、内部の一覧情報を見てみます。
日本における技適マークが確認されました。問題なし。

iPhone 6s Plusの海外版はどこで買う?
Appleストアがあればそこで買うのがよいでしょう。しかし、今回購入したミラノでは、Appleストアは郊外にあり、どうしても行くことができませんでした。そこで、「アップルプレミアムリセラー」のMediaStoreで購入することに。
アップルプレミアムリセラーとは
ちなみに、Apple Storeアプリを使うと日本はもちろん、世界のアップルプレミアムリセラーを探すことができます。

アプリで[お近くのストア]をタップ

[すべてのApple Premium Resellerを見る]をタップ

国を選択

該当する国のショップが表示される
結局どこで買ったかというと、Mediastore
Mediastoreはイタリアのアップルプレミアムリセラーです。何店舗か回って、在庫のあるところで買いました。市内のお店でも、在庫状態がまちまちでした。
Home | | Mediastore Apple Premium Reseller Milano
価格は999ユーロでした。当時の為替的に、13万円台後半です。

さいごに
iPhoneの海外版を購入しようと思うと、以下のいずれかになるかと思います。
- バイヤーを通して輸入通販する
- オークションなどで購入する
- 現地の知人などに頼む
- 現地で調達する
海外製品を購入できるサイトやオークションにおいては、海外版SIMフリースマートフォンは高額です。これは関税・送料の問題があるため、端末自体は安くても、それに乗せられる送料がものすごく高く(iPadをカナダから買おうと思ったら、+3万くらいかかるようだった)総額でけっこうかかってしまいます。
また、安心できるサイトからの購入であればよいのですが、詐欺や粗悪品と言った可能性もあるため、リスクが伴います。
海外旅行に行った際の現地調達が確実ですが、為替によっては日本で普通に買う方が安かったりもします。ただし、免税の手続きを利用することにより、還付などで安く購入できることも。国にもよりますが、海外の消費税は高額だったりしますし。
あとは、破損時の修理リスクなどもあるため、日本で買える製品との差額を、シャッター音でトレードする価値が見いだせれば、オススメです。ちなみに、iPadの海外版も同容にシャッター音が鳴りません。
正確に言えば、マナーモード時にはシャッター音を無音にでき、非マナーモード時でボリュームが有効になっていれば、通常通りシャッター音が鳴ります。スクリーンショット音も同様です。
私はレストランなどでの撮影や、スクリーンショットを撮る際に重宝しています。
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