2016年に行った確定申告で、最終的には提出できたのですが、どうしてもスムーズにいかなかったので来年に向けてのまとめ。エラー「HJS0426E」「HJS0407E」に悩まされましたが、最終的には無事に提出することができました。
提出を行った環境
マシン的にはMacです。OS X El Capitan 10.11.3 + Safari 9.0.3なのですが、どうもうまくいかないため、Macでの提出は諦めて VMwareに積んだWindowsで行うことにしました。
Windows
VMware Fusionは、Macの中にWindows OSをインストールして利用できる、仮想環境のアプリケーションです。Windowsでしか動かないソフトウェアや、今回のような確定申告など、環境が限定的なものに対して有効です。

Windows on Mac – VMware Fusion 8
ICカードリーダライタ
ICカードリーダライタは、NTT Communicationsの「SCR3310-NTTCom」ですが、このほかにも対応しているものがたくさんあります。
インストールするもの
Windowsでe-Taxソフト(WEB版)を利用するには、いくつか特殊なファイルのインストールなどを行わなければいけません。まずは以下を入れればOK。必要なもののほとんどを一括でインストールすることができます。
事前準備セットアップファイル
事前準備セットアップ(Windows / Internet Explorer用)(exe形式:約61.1MB)
Java
続いて、Java。Windowsではよくアップデート通知がくるアレです。入っていない場合は必ずインストールが必要です。最新版をダウンロードしましょう。
ICカードリーダライタのドライバ
これは利用している端末に応じて、インストールします。なお、これら一式をインストールした際、PCを再起動しておきましょう。環境によっては、再起動しないと利用できずハマる場合があります。(ハマりました)
基本的には、これらのインストールにより、確定申告ができる環境が整うはずです。続いて、ハマったこと2つ。
エラーコード「HJS0407E」
最後の最後に、こんなエラーが出て、あと一歩のところ提出ができませんでした。
ICカードを認識できませんでした。ICカードリーダライタの設定等をご確認の上、再度処理してください。

公式のヘルプには、以下の内容が記載されていますが、公的個人認証サービスやJPKI利用者ソフトの情報は問題無く表示されており、ICカードリーダライタもちゃんと認識されています。
公的個人認証サービスに基づく電子証明書が格納されたICカード(住基カード)を認識できない場合に表示されます。
1 このエラーの原因は、次のものが考えられます。
(1) ICカードリーダライタが接続されていない。
(2) ICカードが正しく挿入されていない。
(3) 公的個人認証サービス利用者クライアントソフトがインストールされていない。
(4) 公的個人認証サービス利用者クライアントソフトにおいて、使用するICカードリーダライタの設定を行っていない。
(5) ソフトウェアが正しく認識されていない。
2 このエラーの対応は、以下をお試しください。
(1) 「スタート」→「プログラム」→「公的個人認証サービス」→「JPKI利用者ソフト」をクリックすると、「JPKI利用者ソフト」画面が表示されますので、「証明書をみる」の「自分の証明書」をクリックして、電子証明書の内容が表示できるかを確認してください。
併発されたエラーコード「HJS0426E」
続いて、、以下のエラー。
電子証明書の読み込みができませんでした。電子証明書又はカードリーダライタの設定等をご確認の上、再度処理してください。
もう八方ふさがりな感じで、いろいろとネットで探してみると「IEを管理者権限で実行する」これが解決策でした。

私の環境は、Windows 7、Windows 8、 Windows 10と3つの環境があるのでそれぞれ試してみると、最終的にはWindows 8のIEで問題なく利用できました。たぶん、OSのバージョン(構成や状態?)とICカードリーダライタの相性のような気がします…。
スマホ対応してるようなので、いっそのことスマホで行ったほうが確実?
罠の多いe-Taxでしたが、どうにかこうにか提出することができました。
まとめ
- Windowsで行うのがよさそう…
- 利用に関するファイルは一括で行えるインストーラーが便利
- Javaは最新
- IEは管理者権限で実行
- ICカードリーダライタも疑う余地あり
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